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商品・サービスの価格設定で失敗しないための考え方

2025年3月25日

商品・サービスの価格設定で失敗しないための考え方

起業家にとって、商品やサービスの価格設定は頭を悩ませるポイントの一つです。安すぎれば利益が出ず、逆に高すぎればお客様に敬遠されるかもしれません。適切な価格を設定するためには、いくつかの考え方のバランスが重要です。ここでは、価格設定で失敗しないためのポイントを解説します。


1. コストと利益を把握する: まず大前提として、価格は原価(製造費用や仕入れ値、人件費など)プラス適切な利益で決める必要があります。最低限、赤字にならないラインを把握しましょう。サービス業の場合、自分の作業時間もコストに含まれます。たとえば1時間5000円の価値がある仕事だとしたら、1件に2時間かかるサービスなら最低料金は1万円以上に設定すべきという具合です。

(これ本当にできていない方多いです。)


2. 提供価値に見合った価格: コストだけでなく、お客様にとっての価値視点で価格を考えることも大切です。同じ原価の商品でも、「悩みを確実に解決してくれるサービス」には人は高いお金を払います。自分の商品・サービスがもたらす効果やベネフィットを整理し、「この価値ならこの価格は妥当だ」と言える根拠を持ちましょう。逆に、自信がないからといって価値以上に安くしすぎると、「安かろう悪かろう」と思われてしまうリスクもあります。


3. 市場相場と差別化: 競合他社の価格帯を調査するのも重要です。相場より極端に高かったり低かったりしないかチェックしましょう。ただし、単に相場に合わせればよいわけではありません。もしあなたが高めの価格を設定するなら、それを正当化できる付加価値(品質の高さや特別な体験)が必要です。逆に低めの価格戦略でいくなら、コストリーダーシップを取るか、薄利多売で利益を出す計画が求められます。「安いから選ぶ」お客様ばかりだと後で苦しくなるので、価格以外の魅力も用意しておきたいところです。

(起業したての頃は一番が価格を差別化ポイントにしがちですが、明確な根拠がない限り辞めましょう。低価格は麻薬です。仮に受注が取れたりしても、後から働いても働いても会社に利益が残らない。)


4. ブランド戦略との整合性: 価格はブランドイメージにも直結します。高級路線で行きたいのに安価に設定するとブランド価値を損ねますし、カジュアルな層向けなのに高すぎてもミスマッチです。自分のビジネスのコンセプトやターゲット層を考え、それに合った価格帯を設定しましょう。また、一度決めた価格に固執せず、状況に応じて見直す柔軟性も大切です。新規参入時はお試し価格で設定し、実績が増えたら値上げする、といった段階的な戦略も有効です。


5. お客様目線で分かりやすく: 最後に、提示する価格はお客様にとって分かりやすいものであること。料金プランが複雑すぎたり、追加費用が後から発生したりすると不信感を招きます。セット割引やサブスクリプションモデルなど、お客様にメリットが伝わる工夫も検討しましょう。適正価格であっても伝え方次第で印象が変わるため、「高い」と感じさせない見せ方も重要です。


価格設定に正解はなく、まさに試行錯誤の連続です。重要なのは、自分のビジネスを持続可能にしつつ、お客様にも納得してもらえる落とし所を探ることです。もし価格設定に悩んだら、専門家の意見を聞いてみるのも一つの手です。無料相談サービスでは、あなたのビジネスに合った価格戦略について一緒に考えるお手伝いをいたしますので、お気軽にご利用ください。

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